私は、いつから教師になりたいと思ったか―
自分が出会ってきた先生たちが私の生き方にとてつもなく大きな影響を与えてくれたことを意識しはじめた頃からかもしれません。
今までの人生で、おそらく何万人という数の人々に出会ってきていると思いますが、何人かの先生との出会いは、私の人生を変える出会いでもありました。
毎日のように鬼ごっこを一緒にしてくださった幼稚園のときの先生。
初めて交換日記をしてくださった小学校2年生の担任の先生のこともよく覚えています。
先生が私の日記に書き込んでくださるコメントをいち早く読みたくて、一番乗りで登校していた頃もありました。
あの先生たちは自分にとって何だったんだろう?
今思えば「人生を愛すること」を教えてくださったのだと思います。
私が出会った先生たちは、生きることを楽しくしてくださいました。
そう思うと教育は「みんなでもっと幸せに生きるため」にあるのではないかと思います。
だから学校は、安全で、誰もが心ゆくまで自分を発揮できる、楽しい場所でなければならない。
そんなふうに思います。