たった一度の人生、たしかな生きがいを持って自分らしく生きたい。
私はいつも思うのです。
でも、振り返ればいつも自信がもてなかった・・・・。
高校時代、私はあるボランティアグル―プに出会い、色々な高校の生徒と、知的障がいをもつ子ども達の施設で週末を過ごすようになりました。
出会いの予感に胸をときめかせながら、おそるおそる入っていった輪に次第に慣れてくると眩しい世界が広がりました。
ボランティア活動って人と喜びを分かち合い、自分の価値を再発見し、「まんざらでもないじゃん、自分!」とか、
「うれしいなぁ」とか、心から思えるものなのです。
ボランテイアや福祉の活動をしている人たちの共通点は「さわやかさ」。
自分の欲求が「自分の幸せ」だけに集約されていない人、常に自分以外の人の幸せに関心がある人はさわやかです。
私はそんな仲間に受け入れられ「ありのままの自分でもいい」と思えたのです。
そして今、そのような経験こそ、すべての人の救いだと確信しているのです。
やはり人間は、人と人との関わり合いの中でこそ心からの幸せを感じるものなのでしょう。
「助け合いたい」「支え合いたい」というのが人の自然な姿なのでしょう。